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【ビーチクリーン日記】2023年11月12日/気持ちのいい季節!ごみは少ない日

項目内容
実施日2023.11.12(日)
天候晴れ/東の風1〜2mぐらい
参加者大人15名・子ども19名/計34名
ゴミの量青袋:3
かん:1/2
びん : 1/2
リサイクルペットボトル:1
粗大:コンテナの蓋
もくじ

今日はごみが少ない日でした。

11月になりましたが、今日は風もなく穏やかで気持ちのいい気候でした。
動くと暑くなるくらい。
本格的な寒さは12月からかな。

今日はごみは全体的には少なかったです。
ただ目立ったごみが少ないだけで、マイクロプラスチックや地中に埋まってるもの、テトラポットの隙間などには多くのごみが存在しています。

↑マイクロプラスチック除去中。
一見きれいに見える砂ですが、よーーーく見るとマイクロプラスチックが!

でも、こんな風に漂着ごみ、街からの流出ごみが少ない日は
「もしかして地球からごみが減ったのかな?」
「みんなでビーチクリーンしてるからかな!?」とワクワクします。
もちろん、季節的なものだったり、潮の流れなどさまざまな要因により、今日は少なかっただけだと思いますが、
それでも、いつかどんどん、どんどんごみが少なくなって
ビーチクリーンって言葉がなくなる日が来るといいな、と思います。

資源回収ありがとうございます!

今月も回収にご協力いただきありがとうございました!
この回収ボックスに入れる時も、
歯ブラシ・アイスの木・保冷剤とちゃんと分別してくれるのが嬉しいです。

「あたりまえのこと」だと思ってくれてるから、分別しながらいれてくれてるんだと思いますが、
この「あたりまえのこと」をできることってすごく大事な力だと思っています。
いつもありがとうございます。

詳しくはリサイクル回収報告の記事にて報告させていただきます。
こちら

今日のクイズ

いつもビーチクリーンを始める前にはちょっとしたクイズをおこなっています。

今日のクイズは
Q:海に落ちてるごみはどこからくるの?
いつもビーチクリーンで拾ってるごみって、どこからくるんだろう?
知ってるような、でもあれ??そう言われると??
どこから来るのが1番多いのか、3択クイズです。

子どもたちは「まちから」を選ぶ子が多かったです。

答え:まちからくるものが7割

ちなみに放置ゴミ(おきっぱなし)が2割海からが1割です。
さまざまな機関や団体の調査により出ているデータの平均的なデータのため、今後も変わる可能性があります。

でも、割合に多少の誤差があっても1番の理由はまちからになります。
正確には河川を下ってたどり着くもの

私たちの暮らしの中から出たごみ
(風で飛ばされたごみ・ごみ集積所から・公園から・落とし物・畑・ポイ捨てなど)
工場やスーパー・コンビニなどのお店から出たごみ
山の中で発生したごみ
(キャンプやハイキング、川遊びの時のうっかりごみ・不法投棄)

上記のように私たち暮らしに近い所から、川を下りたどり着くものが1番お多いそうです。
なんと年間800万トンものごみが河川をくだり海へと流出しています。

「海から」と思った人も多かったと思いますが、これも間違いではありません。
「漂着ゴミ」という言葉もあるし、海は繋がっているので、近隣の街から&海外のごみもたどり着きます。
そして私たちの活動場所は漁港の横でもあるのでブイなども発見します。
釣り人も多いのでルアーもよく見つけます。

でも、ビーチクリーンで拾うごみを思い出すとわかるように
畑の肥料袋、コンビニの袋、ペットボトル、ストローなど河川からのものが圧倒的に多いんです。

今日のごみたち

今日も朝は早くからたくさんのかたのご協力ありがとうございました。

開始早々砂をほってる子を発見!

ほんの少ししか見えてない青いビニールを一生懸命掘って、掘って…
無事に発掘!肥料の袋のようでした。

そしてよーーーーーーく見ると…
「県内で発生した未利用資源を活用し、環境に配慮した静岡県農業の持続的発展に貢献します。」とかかれています。


環境に配慮したものが海に流れ着いてしまうことはビーチクリーンあるあるですが
その文字のあらわす優しさと、そのものの今の状況のアンバランスさにいつも少し切なさがw
きっと、農業のことを考えた優しい商品だと思うので、使う人達も風でとばされたりしないよう、処分や管理の部分でも最後まで優しさの継続ができるといいですよ。

こちらはマイクロプラスチック
大きなバケツにこれだけの量を集めるのはなかなか大変だと思います。
毎月やってもなくならないのが、この小さなマイクロプラスチックたち。

今日はやたらと燃えカスが…と言いながら拾ってくれてる方も。
石にようにも見えますが、燃えて変形したプラスチックのようです。

擬態ごみ。時々見つける自然物を装ったごみ。
周りの流木と同化していましたが、立派にごみです。
中は木製ですが、外側がビニールでのコーティング。この剥がれたビニールがマイクロプラスチックになってしまいます。

魚を見つけた女の子。

瓶を見つけた男の子。
初めてビーチクリーンにきてくれて、自分で見つけたごみ!
宝探しにように頑張ったからかな?
この瓶を持って帰りたくて、おかあさんにうったえていました。
楽しんでくれて、海をキレイにしてくれてありがとう。

大きなペットボトル!いつも大物を見つけてくれる!

コンテナボックスのふた

中身がいっぱい入ったスプレー缶
車のパーツクリーナーのようです。
これに関しては、穴を開けるわけにも、中身がなくなるまで噴射するわけにもいかないので、
「中身があることを記した」状態で役場の方とと回収業者さんに引き継がせてもらいました。

駐車場のたばこたち

前にも書いたことがありますが、海辺は漂着&流出ごみが多く
駐車場の方に行くとタバコなどのその場で意図的に捨てている放置ごみが多いです。

特にたばこセット(たばこ・ライター・たばこの箱)

また、たばこのポイ捨てをしないかわりに、ペットボトルや缶にいっぱい吸い殻をいれた状態で捨てられているものも。

きっと海をみながら気持ちよくたばこを吸ったんだと思います。
そして、海のことをキレイだなと思ったと思います。
きっと、この海を汚してやるぞ!!という強い思いを持ってポイ捨てしたわけでないと思います。
なので、キレイな海が無くなる前に気づいてくれることを願って、キレイにしつづけます。
きれいな場所にはごみが捨てにくい。
みんなが捨ててるところには捨てやすい。
だからキレイに!

海の大掃除をしたい!

今日はテトラポットの隙間をチェックしました。
日によってはここに大量のペットボトルなどがたまることがあるので。

たくさんのごみが挟まっていて、全然取れませんでした…

取れたのはこれだけ。
発泡スチロールは隙間から出す際に、テトラポットにこすられ大量のマイクロプラスチックが出てしまいました。

いつも取り切れない、引っ張っても出ないと諦めてしまうものもあるので、
次回12月はいつもやりきれないところを頑張りたい!
そして年末だし海も大掃除したい!ってことで来月は海の大掃除をします!

テトラポットゾーン
ハサミなどで切りながら、できる範囲でのごみの除去をしたいなと思います。

西の大物ゾーン
いつも西側に大物が漂着するのですが時間的に回収しきれないので、来月はたくさんゲットしたい。

マイクロプラスチックと細かな流木
こちらは毎月みんなが頑張ってくれていますが、継続して取り続けたい。

漁港側のパンドラゾーン
漁港側の海岸にたくさんのごみが集まるのでここもやりたいです。

12月は寒くなると思いますが、ご協力いただけるみなさん一緒に大掃除しましょう!
やりたいゾーンをイメージして
ハサミ・熊手やしゃべるなど必要になりそう&これあったら便利じゃない?
というグッズを持ってきていただけるとたすかります。

あとがき:砂遊びのできる海を守ろう。

いつも思うのは「海って楽しい」を感じられるといいなと思っています。
嫌なごみを見つけてモヤモヤすることもあれば、こんなことで変わるんだろか?と途方もなくて心配になることもあると思います。
どうしてごみを落とすんだろう?なんでポイ捨てするの?と思うこともあると思いますが、でも怒ってもモヤモヤしても現実は変わりません。
なら楽しもう!
そして何よりも知ってほしいのは
海はごみを拾う場所ではなくて楽しむ場所であること。
ごみ拾いも遊びのうちならそれも楽しいことの1つ。
「海をまもろう。」が毎月続けられるのも、みんなと一緒にごみを拾えることが楽しいから。
だから砂で遊ぶ子どもたちを見ると、海を楽しんでいるのが伝わって嬉しくなります。

そしてこの子たちもちゃんと海が好きだから大切にする子に育つんだな、と思うと安心します。
そして、みんなが砂遊びを楽しめる安全でキレイな海を残していきたいな、と思います。

今月もありがとうございました!

また海で会えるのを楽しみにしています!

次回予定

海の大掃除

12月17日(日)
※8:30〜11:00
吉田漁港西側海岸

◉これがあったら便利!なグッズを持ってきてくれるとたすかります。
◉クイズのあと先に写真を取らせていただきます。
◉途中での終了もOKです。
◉帰るときは安全確認のためスタッフに声をかけてください。
◉途中で帰る場合はレター025を受付カウンターからもらっていってください。

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