項目 | 内容 |
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実施日 | 2024.1.28(日) |
天候 | 晴れ/西北西の風1〜2mぐらい |
参加者 | 大人20名・子ども18名/計38名 |
ゴミの量 | 青袋:5 かん:1 びん : 1 リサイクルペットボトル:0 粗大:発泡スチロールの大きな板 |
風もなく穏やかな海、2024年初めてのごみ拾い
2024年が始まりました。
今年も「海をまもろう。」は、子どもも大人も楽しめるビーチクリーンを目指して活動を続けていきたいとおもいます。
海の生きものを守れますように。
ずっと先の未来の子どもたちまで、きれいな海が続きますように。
いつかビーチクリーンなんて言葉がなくなる日がきますように。
ご協力よろしくお願いします!
1月のわりに寒さが穏やかな朝。
とはいえ、寒い中たくさん方のご協力ありがとうございました!
寒いけど、冬にしか見られない、冬の朝の海が私は大好き!
風もなく穏やかな、ごみ拾い日和!
ごみは少ない日でしたが、風がないおかげでマイクロプラスチックの収集にはもってこいでした。
2024年も、今日の海のように穏やかで優しい1年になりますように!
資源回収ありがとうございます!
今月も回収にご協力いただきありがとうございました!
捨てれば「ごみ」
持ち寄れば「資源」
小さなものでも集まれば大きな変化になることを、昨年の活動の中で感じました。
昨年のまとめはこちら
今年もビーチクリーン同様、資源回収も続けていきます!
ご協力よろしくお願いします。
詳しくはリサイクル回収報告の記事にて報告させていただきます。
→こちら
今日のクイズ
今日のクイズは
Q:1年間で海に流れでてしまうプラスチックごみの量はどのくらい?
①学校のプール3杯分
②東京ドーム7個分
海ごみの約7割〜8割は街から発生したごみだと言われています。
ビーチクリーンでも見かけるたくさんのごみのほとんどは、プラスチックごみです。
そのプラスチックごみたちは一体どうなるのかな?
海に入ったら溶けて消えちゃうんだろうか??
もちろん溶けてなくなるわけではなくて、海には毎年たくさんのごみが流出しています。
来てくれた方、全員が②東京ドーム7個分を選びました!!
答えは…
A:②東京ドーム7個分
世界中では年間800万トンのごみが海への流出しています。
数字が大きすぎて全然想像ができません…
例えるなら
・東京スカイツリーが222基分
・ジャンボジェット機が5万機
すごく大量なんだ!というのはわかるんですが、これでも私にはピンとこなくて、いろいろ調べて
東京ドーム7個分にしてみました(8個分という説もあり)
これでも身近じゃないと、まだわかりにくいですよね。
ちなみにゾウの体重が約5トン。
なのでゾウでたとえると約160頭。
結局何に例えても想像を超える量なのでどうしてもピンときにくいですよね。
でも、それで「私達の想像を大きく上回るくらいの出来事なんだ」ということがわかると思います。
そしてその「私達の想像を大きく上回るくらいの出来事」は「私達の生活の中で生まれたもの」なんだということを知ってることも大切だと思います。
生きている限りごみを出せない生活はできません。
でも誰でもごみを減らす工夫を生活の中に取り入れるできるんじゃないかな、と思います。
そして知ってる子もいましたが、2050年には海の中は、魚の量よりもごみの量の方が増えてしまうそうです。
こうしてみんながビーチクリーンを続けることで、少しでも海の未来が明るいものに変わることを願ってやみません。
同時に、こうして頑張ってることでもしかしたら未来が変わるかも!?と思うとワクワクします。
環境問題はそんなに簡単に変わるような問題ではない、と思いますが、行動すれば必ずなにかは変わる!と思って頑張りましょ〜!
マイクロプラスチックの天の川
今日は大きなごみは少なかったですが、いつもに増してマイクロプラスチックをはじめ、細かいプラごみが多かったです。
いつも集合している場所のあたりも、マイクロプラスチックだらけ…
これは、ほんとに、どうしたらいいんでしょうね?
やっぱり、プラごみだけを吸える海岸用掃除機を開発するしかないのか?とか、いろいろ思いますが、
みなさんが楽しそうに拾ってくれている姿に救われます。
1人では途方にくれることも、みんなと一緒だと楽しい。
みんなが来てくれて、こうやって続けられていることがありがたい。
話しながら、笑いながら、マイクロプラスチックと向き合うみんなの姿に今日も感謝です!
今日のごみたち
大きな発泡スチロールの板。なんでしょう?ボートかな?
子どもたち曰く「誰かがこれに乗って漂着した」そうです。
これの破片がいたるところに…
発泡スチロールが見つかると、必ず大量のかけらがマイクロプラスチックになるのでつらいです。
金魚!!
これはきっと落とし物からごみへと変わってしまったものかな?
砂に埋れたなにか…
出てきたのは砂が詰まった袋!
砂を出してくれてありがとう。
トレーニングのときに使う小さいマーカーコーン。(黄色いやつ)
これも落とし物かな??一緒に入ってる生コッペパンも気になるw
たまごのパック!どうして海に??と思いますが、これも川を下って街からやってきたんだろうな。
今日はこういう細かいごみが多い日でした。
なんでしょう?大きなビニールシートかな?
たくさん拾ってくれてありがとうございました!
海には「なんだろう?」がいっぱい!
海には自然物もいっぱい!
拾いながらなんだろう?と考え、お気にいりの宝物が見つかるとみんな大事に家に持って帰ります。
これは木の実。クルミかな??
時々落ちています。どこか川のそばにクルミも木があるのかな?
そもそもクルミなのかな?クルミならもしかして食べられる?
今度見つけたら中を見てみようかな。
魚の骨!
しかもバラバラだったのにパズルのように組み合わせて見せてくれました。
「まだ骨が足りなさそう」
「この骨の先が頭だよね」
「これがしっぽ(尾びれ)だから、けっこうでかそう」
「サンマの骨とかと比べると太いから、大きい魚っぽい」
魚の骨から推理。40~50cmくらいはあるのかな?
どんな魚だったのか考えるのも楽しいですね。
立派な巻き貝!!しかも大きい!
二枚貝の種類はよく落ちていますが巻き貝は珍しい!
蓋付き貝殻!これも珍しい!
どちらか片方が落ちていることはしょっちゅうですが、こんな風に、上下で閉じられる状態で見つけられるのはなかなかありません。
最初閉じた状態で発見して、蓋の部分を開けてみたそうです。
すてきな小物入れになりそうですね!
あとがき:ごみ拾いわんちゃん!?
今日は「海をまもろう。」が始まってから初のわんちゃん参加がありました!
かわいい!海が似合う!
嬉しそうに走ったり歩いたり、うみを眺めたりする姿を見ていると、人間や自然、そして全ての動物たちにとっても住みやすい地球が続いたらいいな、と思わずにいられません。
全世界では42,100種もの絶滅危惧種が存在します。(2023年)
日本でも3772種が絶滅危惧種とされています。
絶滅のスピードはどんどん加速して、今では1日100種の動物が絶滅している計算になるそうです。
動物たちの目には、どんな風に世界が見えているのかな?
植物も動物もみんな仲良く暮らし続けたいですね。
今月もありがとうございました!
また海で会えるのを楽しみにしています。
次回予定
2月18日(日)
※8:30〜11:00
吉田漁港西側海岸