【活動日記】2024年4月28日ビーチクリーン実施/ごみ拾いきれませんでした!

項目内容
実施日2024.4.28(日)
天候晴れ/東北東の風1〜2mぐらい
参加者大人23名・子ども14名/計37名
ゴミの量青袋:13
かん:2
びん :1/3
リサイクルペットボトル:1
粗大:タイヤ・ブイ・園芸用支柱(長い!)
もくじ

ごみが多い日でした!!

暑くなってきましたね。
暑い中一緒にごみ拾いをしてくれて、ありがとうございました!
今日はごみが多くて、スタート地点から西に進んだ場所には多数の漂着ゴミがあったので拾いきれなかったと参加者の方が教えてくれました。
ごみ袋がいっぱいになり、暑い中遠くまで往復してくれた方もいたようで、ありがとうございました!

いつもスタート地点にはバケツとごみ袋1枚をセットにして置いてありますが、
遠くまで足を運ぶ場合には、往復するのも大変ですので、ごみ袋何枚か持って行ってくださいね。

拾い切れず心残りなごみたち…
次回まであるといいですね!いいのかな?
誰かが回収してくれればいいけど、砂に埋れてしまったり海に流出するよりは
次回までそのままでいてくれた方が拾えるのでいいですよね!

次回参加予定の方!
小さなお子さんは大変ですが、小学生や大人の方はぜひ西側の漂着ごみゾーンまで足を運んでみてください。

吉田漁港の西側の海岸には今年も可愛い花が咲きました。
(写真を取り忘れたので、去年の写真を載せておきます。)

これはハマヒルガオ
毎年4月になると海岸に咲いています。
花に気がつく人も多く「朝顔かな??」と家族で話してる様子も見られました。
ごみだけでなく、自然物にも目をむけ、季節を感じられるのって素敵ですよね。
5月もまだ咲いていると思うので見つけたらぜひ「ハマヒルガオだよ」と周りのお友達にも教えてあげてくださいね。

もう1つ。ハマダイコンというのも咲いていましたが、写真がありません…
大根の花に似た小さな花で、色はハマヒルガオのように淡いピンク?むらさき?です。
こちらも次回まだ咲いてたら探して見て下さいね。

資源回収ありがとうございます!

今月も資源回収にご協力いただきありがとうございました!
アイスの木の棒が増えてきましたねw
今月は使用済み歯ブラシを個人的に届けてくれた方がいるので64本とたくさん回収することができました。
詳しい報告はこちらから御覧ください。

今日のクイズ

今日のクイズは深海に住む生物!

深海ってとっても未知でとっても興味深い。
その未知の世界に住む生き物のメンダコハオリムシ(チューブワーム

このどちらかの生き物から生分解性プラスチックになり得る原料が取れます!
Q:生分解性の原料になる生き物はどっち?

生分解性プラスチックとは

微生物の力によって、分子レベルまで分解、最終的には二酸化炭素と水となって自然界へと循環していく性質を持つプラスチックのこと。

普通のプラスチックは、分解せず、半永久的に残り続けてしまう。
しかし、生分解性プラスチックは微生物の働きにより分子レベルまで分解され、最終的には二酸化炭素になって自然へもどっていく。

どちらもなんとなく有り得そうな…
でも、ハオリムシを選んだ人が多かったです!

答えは…ハオリムシ(ワームチューブ)

ハオリムシはカニの甲羅などと同じ成分(キチン)を使って硬いチューブ状の家を作りその中に住んでいます。
この家の部分が他の甲殻類よりも多くのキチンを含んでいるため生分解性プラスチックの原料に適しているようです!
まだ研究段階ですがもしかしたらそのうちハオリムシの家から作ったプラスチックを使う日も来るかも!?

このハオリムシの家が以前清水ドリームプラザに展示してあったので見に行ってきました!

プラスチックにする研究もしているそうですが、その日展示してあったのは丸太が深海で分解されるのをヒントに作ったセルロース素材のコップ。

このJAMSTECのサイトが面白いのでぜひ覗いて見てください。
こちら
上で出てきたセルロースは現在キッチンスポンジとして流通していて、我が家でもセルロースのキッチンスポンジを使っています。

普通のスポンジよりは強度は弱いですが問題なく使うことができます。
細かくなって水道を通り抜けても分解するし、汚くなったら土(コンポスト)に埋めたら消えてしまいます!

こんな風に自然に流出しても、海に流れ着いても、分解されて生き物を傷つけないプラスチックがもっと増えていくといいな、と思います。
日々研究開発してくれている方々に感謝です!

今日のごみたち

今日は先月に引き続き、必死にテトラポットの隙間からごみを引っ張り出していたので写真が少ないです…
でも、西側の漂着ごみエリアに行ってくれてた方の話しでは大きなゴミが点在していて拾い切れなかったほどだそうです!

来月はそちらも拾いたい!
でもテトラポットもやりたい!

でも!みんなでやるとまんべんなくいろんな場所を清掃できるので本当に嬉しいです。

きっと長いこと漂流したブイ

↓もう少しで砂に埋れてしまうところでした!

「環境に優しい!」とかかれた缶3本…
「環境に優しい」とかかれた物が海に落ちていることはよくあります。
せっかく環境に配慮してくれてるのに…と面白いやら切ないやらw

↓堤防と砂山の隙間にごみが点在
前回も落ちていた半円のプラごみ…なんだろうな?と思っていたら参加していたお父さんがブイの中身じゃないかと推理してくれました!確かに!そんな感じ!と思って調べてみましたがわかりませんでした。
知ってる方いたら教えて下さい。

↓ルアーが3つ

↓今日もマイクロプラスチック部隊ありがとう!

先月の箒チャレンジで効果があったため今日も。ただ砂が乾いてる状態だと先月と同じような効果は発揮されなかったようですが、まぁ良い感じだそうです。

まだまだ続くマイクロプラスチックとの戦い!

テトラポットの隙間のこと

ここはずっと気になっているエリアですが、テトラポットに挟まってごみが取れない!
波が高い日は清掃できない!
小さい子・大勢で行うには危険!
などの理由でどうしても集中的に行うことができません。

前回同様小型ののこぎりで挟まった漁業用のロープなどを切ります。
あとは波のこない隙間から取れるものを出していく。

少しではありますが、ごみを取ることが出来てスッキリ!

今後も大人の方や中学生などに手伝ってもらうこともあると思いますが、
テトラポットの隙間に波が来る部分には絶対に降りないでくだい
波の力は人が想像するよりも強いのでテトラポットの隙間に引き込まれる可能性があります!
テトラポットの隙間では死亡事故なども起きていますので「危険」であることを絶対に忘れないでください!

安全第一でビーチクリーンしていきましょう!

あとがき:ビーチクリーンがなくなる日

ビーチクリンを始めて3年目。
いつか海からごみがなくなって、ビーチクリーンなんて言葉がなくなる日が来るといいな〜
なんて思っています。
未来の子どもたちが
「昔ってさ、海にごみが落ちてたらしいよ!」
「えーーー!?ごみが?なんで?不思議〜」
「海のごみを拾うことをビーチクリーンって言ってたらしい」
「あ、おばあちゃんが昔言ってたわ〜」
みたいな感じでw

そんな未来では「ごみ」というのもに対する価値観が違うんだろうな〜などと時々考えます。
歴史上で見ても、人類が誕生し、生きていくなかで、どんな時代でも「ごみ」というものはありました。
人の暮らしと文化、時代で「ごみ」も変化してきました。
江戸時代では「ごみ」という概念は今とは違い、すべてがリサイクルされるため、お金になるものであり、そしてそこから仕事も生まれていたといいます。

きっと今後もごみというものは姿や価値を変えて、人間の暮らしに密着して存在し続けるもの。
だからこそ、ごみについて少しだけ向き合ってみるのも大事かなと思っています。

いつかビーチクリーンがなくなる日を目指して!

今日もありがとうございました!

また海で会いましょう!!

次回予定

ビーチクリーン
5月12日(日)
8:30〜9:30
吉田漁港西側海岸

大人のごみ拾いVOL.2
5月26日(日)
16:00〜17:00
島田歩歩路1階エレベーター前集合
※街中清掃
街ごみを拾って海への流出を食い止めよう!
※申し込み締め切り5月20日(月)

ごみフェス静岡2024
5月26日(日)
10:00〜15:00
島田歩歩路2階ホール
※ハカリウリマルシェやトークショーなど

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