項目 | 内容 |
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実施日 | 2024.9.11(水) |
天候 | 晴れ/風速0〜1mぐらい |
参加者 | 大人11名・子ども0名/計11名 |
ゴミの量 | 45L袋:28 かん:1/2 びん:1/2 金物:1/2 リサイクルペットボトル:なし 粗大:ブイやカゴなどとにかく多くて書ききれません |
World Cleanup Day 出張企画②
「おまみとすーちゃん」主催の出張でした!
9月は「海をまもろう。」がいろいろな場所にお邪魔して一緒にWORLD CLEANUP DAYのごみ拾いを楽しみます!
2回目は「おまみとすーちゃん」と沼津の千本浜海岸でビーチクリーンをしました。
海をまもろう。を呼んでくれてありがとうございました!
おまみとすーちゃんは日頃からこの千本浜を月1回ビーチクリーンしてくれています。
いろいろな繋がりから、普段からビーチクリーンをされてる地球に優しい猛者たちが集まり、ちょっとしたビーチクリーンプロの集まりでした!
一緒にビーチクリーンができて、とても心強い&楽しかったです!
千本浜海岸はごみがとっても多い!
千本浜という名の通り、千本浜海岸の駐車場の横は松林が続いています。
駐車場も広く、訪れる人も多い海岸のようです。
駐車場からは海は見えませんが、階段を登ると
目の前に海!海!海!
とても広大な海が目の前に現れて思わず「わぁ〜!」と声が出ちゃうほど。
でも海岸に目を下ろすと階段の上からでも見えるほどのごみ、ごみ、ごみ…
こんなにきれいな海なのに、もったいないな。と思わずににはいられません。
もちろん放置ごみもあると思いますが、多くが漂着ごみ。
海岸の地形や潮の流れで、どうしてもごみが漂着しやすい海岸もあるので仕方のないことですが、この状況は切なくもあります。
これは沼津に住んでいる人たちが出したごみだけでなく、私たちが出したごみもここにたどり着いている事も考える必要があるな、と思いました。
海には太平洋ごみベルトというものがあって、浮遊プラスチックなどのごみが北太平洋循環の海流などの影響により、海洋ごみが特に集中している海域を言います。
日本のごみがアメリカで発見されることもあるように、そこに暮らす人達が原因ではなくても、ごみが溜まってしまう場所もあります。
千本浜も見るからに漂着ゴミが多い場所なので、ここでごみを拾うことも大切ですが、ごみを出さない暮らし方・ワンウェイプラスチックを使わない・分解できないプラスチック製品に頼らない生活が本当に大切だと痛感します。
でも、まずはできることから。
目の前のごみを頑張って片付けます!
おまけですが、海岸にはこんなきれいな花も咲いていました。
World Cleanup Dayの話しもさせていただきました!
今回もWorld Cleanup Dayの話しをさせていただきました。
これは昨年の「海をまもろう。」で行ったWorld Cleanup Dayの時に、みんなに出したクイズです。
World Cleanup Dayの始まりはエストニアという小さな国。
Q:みんなの住む日本とエストニア。どっちが小さな国?
World Cleanup Dayはバルト三国の1つであるエストニアで始まりました。
エストニアの9人の若者が森林の不法投棄を撤去しようと呼びかけたところ、なんと5万人が参加、5時間で1万トンものごみを回収しました!
この活動が世界中に広まり、今では190カ国以上が参加する地球規模の環境アクションとなりました!
日本とエストニアどちらが小さいか…
A:エストニアのほうが小さいでした!
エストニアの国土がどれくらいかというと、日本の九州と山口を合わせたくらいの大きさです。
この小さな国から、しかも9人から始まったってすごいですよね!
エストニアについて調べたものを昨年記事にしましたので、エストニアが気になる方は目を通してみてくださいね。
今日のごみたち
さぁ!ビーチクリーン!
見渡す限り延々と続く海岸と延々と続くごみの道。
拾い放題!でもどこから?どうやって?
ごみの多い海岸でのごみ拾いは経験ありますが、この広大な広さにどこまでもごみ…はなかなかどこから拾ったらいいか悩みます。
とりあえず目の前からと思い、流木のあたりを攻めます。
流木に巻き込まれ、細かいものから大きいものまで…
最初は目に見える範囲からと思っていましたが、トングやゴミ袋を置いてゴミ袋に入らない粗大ごみを拾ったり、またゴミ袋とトングを持って細かいのを拾ったり…を繰り返してましたが、らちがあかない。
なのでとにかくゴミ袋入る系のごみは、心強いごみ拾いのプロたちに任せて先発隊で粗大のみ拾い集めることにしました!
とにかくある、ある、ある、おおきなごみ!
中国語のこれは、船用のオイル。
ゴミ袋を持たなくても容器がごろごろ転がっているので、拾ったバケツやカゴ、タライにどんどんごみを詰める!
ゴミ袋もトングもいらないじゃん!現地調達でいける!と変なテンションにw
とにかく大物回収しながらバケツに入るものも入れていく。
カツオ!!
ちょっとヒレで顔を隠そうとしてる感じがかわいい!
誰かの私物!?近くに釣人いるし?と一瞬思いましたが、カツオの口のあたりがわりと劣化しているので、回収することにしました。
海岸清掃中に本物の魚が打ち上がっていたり、魚の骨が打ち上がってることはありますが、魚のぬいぐるみは初でした!
↓マイクロプラスチックができるまで、という説明画像に出てきそうな劣化して壊れたバケツ。
そして近くを見渡すとやっぱり落ちていた欠片。
瓶のペプシコーラ!いったいいつの?と思い調べたらハッキリとした年代はわかりませんが、他メーカーでもこのダルマ瓶を使っていたのが1980年代だったので、もしかしたらその頃のものかと。
長い年月漂い、先日の台風で流れが変わった時に漂着したのかな?と推理してみたり。
どうして三輪車のタイヤだけ?など、不思議なものがいっぱい流れ着く千本浜。
靴やサンダルなども多くどれも片足。
見かけるたびに履いていた人は無事かな?と心のなかで安否確認。
↓園芸ポットに空いたこの穴は魚が噛んだ跡だそうです。どの跡も丸に近いひし形をしているそうです。
「プラごみを噛む」という検索では調べることができませんでしたが、釣人さんのブログの中で魚の噛み跡について書いてあるものがいくつかあり、そちらを参考にするとキタマクラという魚ではないかと思います。
キタマクラはフグ科の仲間で強い毒を持っています。
また、上下の歯が突き出すようなV字状で、噛む力も強いそうです。
調べてみると、沼津のあたりにも生息しているので、キタマクラかな〜
あとは、カワハギやカワハギの仲間も噛む力が強いので。
でも実際はどんな魚なのか、はたまた別の生き物か?生き物じゃない?
まだまだわからないことも知らないこともいっぱいなので、知っていくのが楽しいです。
でもこうやって、魚が噛んでいるとしたら、飲み込んでいるとしたら。
こんなにも苦しくて悲しいことが身近な海で起きていると思うと胸が痛いです。
私たちの便利のために、苦しむ生き物がいるのは悲しいことです。
現状、ごみを拾うことしかできませんが、いい方向に向かうように、出来ることを出来る場所でがんばります。
漂着ゴミがものすごい多い千本浜ですが、放置ごみもありました。
画像だとわかりにくいですが、階段にはタバコ、タバコ、タバコ……
花火のごみも。
爆竹もたくさん散らかっていました。
↓ごみじゃないよ。クラゲだよ。
海の生きものがちゃんと住んでいます。
こんな風に玉石の海岸なので、ごみを拾っていると波が寄せては引いて行くときに波の音に石の転がる音が混ざって心地良い音が聞こえます。
吉田の海岸では聞こえない音に耳を傾けながら、せっせとごみ拾い。とっても気持ちのいい音でした。
ところ変われば、景色も音もごみも違う。
今日も楽しかった!
プロごみ拾いのみなさんのおかげで大きいものから小さいものまで。
海岸沿いから、茂み、階段まで。
幅広くきれいにすることができました!
ありがとうございました!!
ごみの分別もみんなで
集めたごみはみんなで分別。
タッパーに入って腐った手羽先…
なんかめちゃくちゃ臭いごみ…
これ1人だと心が折れます。みんながいてくれて良かった!
沼津のごみ袋にひたすらつめる。
和気あいあいと。ごみの話をしながら。
回収してくれる場所まで車2台で運びました。
1時間半で、沼津の指定袋45リットルに28袋+ゴミ袋に入らないたくさんのごみ。
合わせたら40袋は超える量だと思います。
暑い中、本気の大人のごみ拾い。ありがとうございました!
World Cleanup Dayを楽しもう!
日本では9月いっぱいWorld Cleanup Day!!
「海をまもろう。」では今月あと5回の清掃活動を予定しています。
いろいろな場所で一緒にごみ拾いを楽しんでくれる仲間たちに本当に感謝です!!
「楽しい」ってすごいパワーだと思います。
時には負の感情もシェアしながら、それすらも笑いに変えて、笑って楽しんでたら、きっと世界は変わるんじゃないかな。
そんなに環境問題は甘くないのも重々承知です。
でも、「嫌そうにやっている活動」と「なんかみんな楽しそうな活動」だったら楽しそうな活動だったら参加してみたい!と思って参加してくれる仲間も増えるかも♪
いつかビーチクリーンって言葉がなくなる日を目指して。
「海をまもろう。」ではWorld Cleanup Day期間に一緒に清掃活動をしてくれた仲間たちに、World Cleanup Day Ver.のボランティア証明書を発行しています。
World Cleanup Day Japanからの発行になりますので、当日参加した方は記念にどうぞ♪
事前にお名前をお知らせいただければ、名前を記入した状態でのお渡しも可能です。
あとがき:海の生きものにも優しい未来を
「魚が噛んでるあと」だと教えてもらったこのひし形っぽい丸い穴。
このきれいな海の中で、海の生き物たちがプラスチックごみを誤食してしまっている事実を感じるごみです。
長女が「海の生きものを守りたい」と言ったことがきっかけで始まった「海をまもろう。」としては、海の生きものが暮らしやすい海を願わずにはいられません。
同時に母である私は、子どもたちが大きくなった時にも遊べる豊かな海を、ずっと先の未来まで残したいと強く願い想います。
我が子に限らず、子どもたちの未来が、安全で幸せで笑顔に溢れますようにと。
その未来には、この大きくて豊かな海が必要不可欠です。
私たちの生活は、私たちが思っているよりも海に支えられています。もちろん山にも。
たくさん自然があってこそ、私たちの生活が成り立っているんだと忘れないようにしなきゃなって思います。
今、私たちがごみを拾うことで、海の生きものたちの生活も少しでも平和になりますように!
それでは!暑い中一緒にごみを拾ってくれたみなさんに大きな感謝を!
ありがとうございました!
また一緒にごみ拾い出来る日を楽しみにしています!
次回予定
〈World Cleanup Day出張企画〉
9月25日(水)
8:00〜9:00
NK設備株式会社
〈海をまもろう。ビーチクリーン〉
9月22日(日)
8:30〜9:30
吉田漁港西側海岸
WORLD CLEANUP DAY
世界一斉ごみ拾いの日なので…英語でビーチクリーン!!
ごみ拾いに使う英語をみんなで覚えちゃおう!
ビーチクリーンで世界とつながろう〜