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【ビーチクリーン日記】2025年1月26日/被覆肥料?人工芝?ペレット?新春マイクロプラスチック探しをしました!

項目内容
実施日2024.1.26(日)
天候晴れ/北西の風1〜2mぐらい
参加者大人22名・子ども11名/計33名+1匹
ゴミの量もえるごみ:3(70L)
かん:2本+バラバラ
びん :2本
金物:0
リサイクルペットボトル:3本
粗大:なし
もくじ

2025年もよろしくお願いします!ごみは少なく暖かい日でした!

2025年初拾い!
今年もビーチクリーンを続けていきますので、ご協力いただけるみなさんよろしくお願いします。
みなさんと今年も海で会えることを楽しみにしています♪

今日は風もなく、暖かくビーチクリーン日和でした!
粗大ごみもなし!ごみが落ちていないと海の穏やかさが増すように感じますw

こんなふうにごみが減って、いつかビーチクリーンて言葉がなくなる日がくるといいですね。
とはいえ、海ごみは7~8割は街からの流出ごみ。
街の中で海に流出しない仕組みを作らない限り、ごみの量は減っても海のごみはなくなりません。
たった1個のプラスチックごみから何万ものマイクロプラスチックが生まれてしまうことも変わりません。
海が生活の最後の受け皿。その海を微力ながらも守っていきたいと思います。
きっと変わっていくし変えていけます!と信じて。
2025年も私たちにできることと向き合いながら海や山、地球のこと、そして子どもたちの未来をみんなで守っていきたいと思います。
よろしくお願いします。

資源回収ありがとうございます!

今年も資源回収をしていきますので、ご協力よろしくお願いします!
12月から3月までの間は使い捨てのカイロを回収します。
今月は100個以上のカイロが集まりました!
リサイクルにつついては下記のリサイクル日記も目を通してみてください。

本日のクイズ

今日は絵ではなく写真を用意しました。
Q:3種類のこれ。海に落ちているんだけど、これってなに??
どれも小さな粒なので、みんな見えるように寄って寄って寄って…

「え!?なんだろう?」
みんな一生懸命見るけど、意外と難しい今日のクイズ。
このツブツブではわからないですよねw
これは上から順番にお米の肥料として使われる「被覆肥料のカプセル」
真ん中が「人工芝」
一番下がプラスチックの原料となる「ペレット」です!

吉田町の海にも落ちていて「もうさっき見つけたよ〜」というとみんな「え!?」と下を見回してくれましたw
↓これは海岸に落ちている人工芝。

今日は新春お楽しみとしてこの3種類を見つけられたら帰りにお土産ゲットという企画を行いました!
みなさん、すぐに拾い始めてくれました!

いつになくみんながマイクロプラスチック採集でしたw
風がなく温かいためマイクロプラスチック採集にはもってこいの日!

普段からマイクロプラスチックは集めていますが、こんなふうに「これがなんだったのか」わかった状態でマイクロプラスチックを見るという機会は少ないので、大人も子どももみんなが一生懸命
「これって人工芝かな?」
「被覆肥料がみあたらない!」
「もう全部見つけた!」
など、宝探しのように楽しんでくれて嬉しかったです。

最初はなかなかマイクロプラスチックの判別ができずにいたけれど、そのうちみんな「視える」目になって「次々見つけられる!」
人は意識したものしか見えない生き物なので、今日をきっかけに新しい見え方を楽しんでほしいと思います。
マイクロプラスチックと一括りになっていますが、もともと人間のために作られた何か。
これらがなんだったのか、何に使われているか知っている。これって意外と大切なことだと思います。

いっぱい集めてくれてありがとうございました!

見つけてくれた方に(見つけられなかった方にも)最後に巳年のおせんべい(おみくじ付き)をプレゼントでした。

本日のごみたち

今日はごみがとっても少ない&マイクロプラスチック集中日なのであまり大物狙いの遠征組はいませんでしたが、おもしろいごみもちらほら。
↓ルアーはしょっちゅう落ちていますが、これはちょっと太っててかわいい

↓歯ブラシ発見!リサイクルにまわそうかと思いましたが、わりと劣化していたのでやめました。
この後近くで歯間ブラシも見つけたんですが、同一人物の仕業??

↓船体じゃないか?という話でした!軽くて丈夫ななにか・・・

↓電球!!意外ときれいで使えそう!

↓マイクロプラスチックが生まれる瞬間・・・
ロープが劣化しすぎてトングで持った瞬間にふわ〜っと粉々に・・・
私もよくありますが、拾ったものが思ったより劣化していて掴んだ瞬間に何千?何万?のマイクロプラスチックを生んでしまう。一生懸命拾ってるだけなのにちょっと切ない瞬間。

↓みしん糸の芯。ドウシテココニ?

集めよう!マイクロプラスチック!

今日は上記で書いたようにマイクロプラスチックフォーカスデイでした。
みんな一所懸命探してくれました!

最後にはみんなで3種類を分別。
小さいので分けるのが大変でしたが黙々と仕分けしてくれる子どもたち。
子どもの集中力はすごいです!
被覆肥料・人工芝・ペレットを見分けられるかっこいい子どもたち!

これが被覆肥料のカプセルだ!

3種類の中では一番見つけるのが難しい被覆肥料でしたが、1時間弱の清掃活動でこんなにも見つかりました。

田んぼで使う被覆肥料は時期がきたら肥料が溶け出すので追肥がいらず、農家さんにとっては便利なもの。
この肥料を覆っているカプセル部分がプラスチックでできているため、肥料として役目を終えたあとカプセルの部分が田んぼから排水口を通り、海へとたどりついています。
そのため田んぼのある自治体では以下のような流出防止策も促されています。

農家さんにとっても地球にとっても優しい肥料や農業の仕方?のようなものがあるといいのにな〜と思います。

これが人工芝!!

人工芝は2番目に難しかったと思います。
人工芝の場合は芝の部分と根本の部分など形が違う状態でいろいろと発見されました。

人工芝は家の庭や公園、スポーツ施設など様々な場所で使われていますが、たぶん容易に想像がつくと思いますが芝の部分が切れて流出。
あとは、芝を立ち上げておくために使われるゴム製のチップの充填材の流出の大きく分けて2種類があります。

この人工芝についての規制ヨーロッパがいち早く始め、10年くらいの移行期間ののち人工芝の使用を禁止するそうです。
日本でも人工芝を扱う施設に自治体単位ではありますが、流出防止も促すようにしています。
ここ数年、紙製の人工芝ができたり、充填材がゴムチップではなく自然由来のものを使ったりということも増えてきているそうです。

またサッカーチームのF・マリノススポーツクラブは流出芝と、使用済みの人工芝を使ってマーカコーンを作ったそうです。

ペレットはたくさん落ちています。

ペレットはプラスチック製品を作るときの原料となります。
この小さな粒が集まってペットボトルやプラスチックのお皿、プランターなどが出来上がっていきます。
これがどうして海に落ちているのか??
いつも不思議に思いますが吉田の海にも落ちているんです。
これは色が違ったり、形が錠剤のようなものや、筒状のものなどさまざまあります。

海ごみの7~8割は街から

今日はマイクロプラスチックが視える目をGETしました!
海ごみの7~8割は街からといわれていますが、今日見つけた3種類のマイクロプラスチックもここにポイ捨てしたわけではなく、街の中で発生したものです。
街のどこかにある人工芝から、田んぼから、ペレットの運搬時?工場から?など。

人工芝の敷かれた施設で遊んだり、スポーツをやったり。
お米を食べたり、プラスチック製品も私達の生活には欠かせません。
これらが悪いわけでもないし、最初から海に影響があると知りながら作られたわけでもありません。
私たち1人1人がマイクロプラスチックを排出していると理解をした上で、不必要なものを購入しないとか、プラスチックではないものを選ぶとか消費者の私たちから変えられる部分もきっとあると思います。
「買い物は投票だ」って言葉もよく耳にしますが、本当にそうだな〜と思います。

人工芝を使い続ける、購入する人が多ければ「人工芝の持つ環境への影響」よりも需要が重視されつづけます。
小さなことですが、こうして海に落ちている事実を知っているみんなだからできることもきっとあると思います。一緒に向き合ってくれるみなさんに感謝です!

今年も海で会いましょう!!

ありがとうございました!

次回予定

2月16日(日)
8:30〜9:30
吉田漁港西側海岸

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