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【ビーチクリーン日記】2024年9月28日/World Cleanup Day出張企画で焼津・石津浜海岸でビーチクリーン!誘ってくれてありがとうございました!

8項目内容
実施日2024.9.28(土)
天候くもり/風速:2m〜4m
参加者大人10名・子ども10名/計20名
ゴミの量45L袋:5
かん:1/2
びん:1/4
金物:1
リサイクルペットボトル:1
粗大:カゴ・園芸用のポット入れるカゴ?
もくじ

World Cleanup Day 出張企画⑤
個人の方主催の出張でした!

9月は「海をまもろう。」がいろいろな場所にお邪魔して一緒にWORLD CLEANUP  DAYのごみ拾いを楽しみます!

5回目は個人の方主催で集まってくれたみんさんと焼津の石津浜海岸でビーチクリーンをしました。

海をまもろう。を呼んでくれてありがとうございました!
個人的に「やってみよう!」と思って行動をしてくれました。
海をまもろう。のスタートも友達を誘ってのビーチクリーン。自分に何か出来ることを、と思い友達を誘い企画してくれて本当に感謝です。
焼津でのビーチクリーンは今月2回目。
天候不良により、場所を急遽河川から海岸に変更しましたが、前回参加してくれた方、初めての方、小さなお子さん、みんなでごみ拾いをしました。

心配していた雨も降らず、曇り空に風が吹き、とても気持ちの良いビーチクリーン日和でした。
一緒にビーチクリーンができて楽しかったです!

石津浜海岸は広くてごみが拾いきれません

石津浜は釣りに訪れる方が多い海岸のようで、朝7時半の時点で田尻北浜駐車場には数台の車が停まっていました。
釣りに来たという人に聞くと、この時期はカンパチなどが釣れるそうです!
駐車場に停めると、まずは階段を登ります。

階段には静岡県の推奨する6R県民運動の旗が。
この6R県民運動には海をまもろう。も活動の告知&報告をしています。
よく聞く3Rではなく、6R??と思った人はぜひ、サイトをのぞいてみてくださいね。

階段を登りきると海!!

目の前に広がる感じが美しいです。
遠くには富士山も見えます。
今日は曇っていますが、すこしだけ顔を出していました。
きっと晴れている日はもっときれいなんだとおもいます。

少し変わった海岸の地形で海岸に降りると玉石のゾーンが続き、その後少し下がって砂地ゾーン。
そこから少しまた上がって玉石ゾーン。
また下がって砂地&流木ゾーン。
また上がって玉石ゾーン。

最後はかなり急傾斜で海。

そんな海岸ですので、流木が溜まっているあたりは、漂着ごみと思わるものが流木に絡まったり、流木の下に隠れたりとごみが溜まっていました。
あとは釣り人さんも多いので、故意的ではなくても落としてしまった釣り糸やルアーも多かったです。

海岸が広く拾い切ることができませんでいたが、みんなでやると広範囲を拾えて嬉しいです。

World Cleanup Dayの話し&クイズもさせていただきました!

今回もWorld Cleanup Dayの話をすこしさせていただきました。
そして小さな子から中学生・初参加の大人の方もいたのでクイズも1つさせていただきました。

海に落ちてるごみって何が原因なんだろう?どこから来るのかな?
みなさん思うのが、置きっぱなしや海外(海)からの漂着ごみが多いとい思う方が多いのですが置きっぱなし(放置ごみ)は全体の2割り程度。
漁業などからの流出は全体の1割り程度。
海岸にたどり着く多くのごみの7割から8割は街から流出したごみと言われています。
風に乗って、川を下り、海へとたどり着きます。
故意的に捨てられたものもありますが、地域のゴミ置き場から飛んでいったり、公園で遊んでいるときに手を離れてしまったもの、庭や畑に置いてたものが気がついたら飛んでいく、など多くは捨てるつもりがなくても手を離れてしまったものが、海へとたどりつきます。

私自身、拾う前はどうして海にごみを捨てる人がいるんだろう?と思っていましたが、実際に拾ってみると街から来るごみが多いのに気が付きました。
お菓子のごみも、ビニール袋もペットボトルも、海に放置されたものではなく、街から下ってきているものが多いんです。
悪気がなくても、レシートが飛んでいってしまったこともありますし、もらった風船を子どもが飛ばしてしまったこともあります。落としてしまったおもちゃなども、あります。
私が気づかないうちに落としたごみを誰かが拾ってくれているかもしれません。

駿河湾はあまり海外ごみが漂着しませんが、今回あった韓国からきたと思われるごみも、韓国の方が海にわざわざ捨てたわけではないと思います。
日本のごみもアメリカに漂着します。海はつながっているのでお互い様。
日本からのごみを拾ってくれてる海外のみなさーん!ありがとうございます!

ゴミ問題も実は地球の温暖化に大きく影響しています。
「1.5℃の約束」これは地球温暖化を食い止めるために世界で取り組む目標です。
地球の温度の上昇をあと1.5℃以内に留めるという目標。
これ以上上昇していしまうと気候変動による大災害を回避できなくなるそうです。すでに1.1℃上昇している状態の地球では気候変動による豪雨や洪水、干ばつ、熱波などの災害が世界で頻発し、日本でも大雨が猛威をふるっています。
1.5℃以上になると、地球は自分で気温上昇し続けるモードに入ってしまい、気温上昇を食い止めるすべがなくなるそうです。
気候変動により世界中で3億~36億人がその影響で被害を受けやすい地域に暮らしていると言われています。
海面上昇により土地が沈んだり、干ばつで土地が死んでしまったら、多くの人が住む場所を追われます。
暮らせる土地が少なくなると、資源も食料も減り、土地を奪い合うことが起きるかもしれません。
そうならないために、「1.5℃の約束」を世界中で力を入れて取り組む必要があります。

夏の暑さが35℃から36.5℃にあがるくらいなら?
今もすでに暑いし、1.5℃あがってもそんなに変わらないような気がしますが、これは各地の気温が1.5℃あがるという問題ではなく地球自体の温度が1.5℃あがるということなので大きく影響が出ます。

自分の体温で考えると37.5℃なら辛くてもなんとか動ける。
子どもなら37.5℃なら元気な子もいます。
でもそれが1.5℃体温があがったら??39℃はもう寝込むレベルです。
これが地球に起きていること。

悠長なことは言っていられませんが、そういう難しいことは大人が請け負って、子どもたちには楽しみながら環境問題すらも楽しみ、自然に触れて、自然を好きになって、大きなってほしいと思っています。

今日のごみたち

出張クリーナップの楽しいとこは、毎回景色も音もごみも違うとこ。

曇っているけど海が青くて美しい。
みなさん早速ごみ拾い。好きな場所で各々に。

↓焚き火の跡と割り箸&スプーン。これは完全に放置ごみですね。
たくさんあるわけではないので、他は捨てて、これだけうっかり入れ忘れかもしれませんが。

↓本物の魚ようなルアー。針もついていました。

↓電球がなぜここに??割れた破片がそばにあるわけではないので漂着ごみかと思います。

↓ペットボトルの蓋、意外とたくさん落ちていました。

↓ヘッドライト??

↓タバコはどこでも必ず落ちています。

↓大きなかご!?漂着ごみだと思います。

↓ゴキブリホイホイ…

↓今週よく拾うセブンイレブンのごみ

みなさん、ありがとうございました!

資源回収にご協力ありがとうございました!

直前での告知をしっかりできていなかったのにも関わらず、資源を持ってきてくれたみなさん、ありがとうございます!こうやって海まで持ってきてくれる。毎回感動です!

テトラパック1枚は小さなもの。
歯ブラシ1本も小さいもの。
捨ててもごみの量は変わらないし、捨てたほうが楽かもしれない。
でもそれでもこうやって集まると、すごい量ですよね!

これが全部ごみとして消えてなくなるのではなく、資源に回すことでまた新しいものに生まれ変わる。
有限な資源を大切にしてくれるみなさんに感謝です。
ごみは燃やした跡には必ず灰や炭が残ります。
灰や炭は埋め立て地に運ばれて埋め立てる。でも、埋立地の残りの面積は限られています。
日本全国の埋立地を平均するとあと20年〜25年で埋立地がいっぱいになり、ごみを捨てられなくなるそうです。
ものづくりをするのに必要な資源も使いつくされ、ごみも捨てられなくなる。
そんな未来を子どもたちにパスするわけにはいきません。
この1枚、1本を捨てないみなさんの心に感謝です。

これは昨年12月にまとめてLIONに送ったもの。
1本1本は小さくても、こうして集まると立派な質量になります!

歯ブラシはLIONにてリサイクルされて、新しい製品に生まれ変わります。
下記より↓どのようにリサイクルされるかの動画も見られますので、ぜひ♪

リサイクル回収日記も別途御覧ください

いいもの見つけた♪

本日のビーチクリーンを始める前にもお話しましたが
「せっかくビーチクリーンに来たのに、遊んでて全然ごみを拾わなくてすみません」と時々小さなお子さんを連れたお母さんに言われることがあります。
私からするとむしろ「海で遊んでくれてありがとう!!」
「海をまもろう。」のビーチクリーンの告知の持ち物欄には
海岸にはゴミだけでなく、貝殻や綺麗な石などの素敵なものも落ちています。持ち帰るバケツや袋があるといいかも。】という記載をしているくらい、子どもたちには海で宝物を見つけて帰って欲しいなと思っています。

うちの子どもたちも、ビーチクリーンを始めた頃からずっと毎回なにかしら自分のお気に入りを家に持ち帰ります。
コウイカの骨、まだ使えるお砂場のスコップ、アカウミガメの頭骨、ボラの骨、貝殻、BB弾、ルアー、シーグラス…
とにかくいろいろ持ち帰ります。
海をきれいにしたから、海からのお礼だね〜といいながら、なんでも宝物にします。
それが子どものすごいところ。最初からごみだけにフォーカスしていない柔軟性が、ごみ拾いそのものを楽しくする秘訣。ごみ拾いと海遊びを区別しないで溶け合わせて、自分のスタイルで楽しめる。
まさに子どもは遊びの天才!
どの子もごみでも、生物の骨でも、なんでも楽しそうに宝探しのように拾ってくれます。

小さな子が砂遊びしかしなかった。ずっと貝殻拾ってた。
それでいいんです!
でもちゃんとみんながやってることは見ているので、ちゃんとごみを拾ってくれる子に育っています。
海はごみを拾うところじゃなくて遊ぶところ
みんなのお気に入りの宝物を見つけてね。

あとがき:海と遊んで大きくなってね

上で書いたこととほとんど同じですが、海はごみを拾うところじゃなくて遊ぶところ
海に向かって石を投げて遊んだり、石を積んでみる。

こうやって海の石で遊んだら、ふと気が付きます。
川の石と違うなあ、とか家の前に落ちてる石と違うな〜って。
そこからなんでだろう?が生まれるかもしれないし。海の石がまぁるい理由を知るかもしれない。
子どもにとって遊びはすべて学びにつながっています。
画面をとおして見るだけでなく、実際に海で石を見る。
そこには匂いや音も記憶として残るんです。

海でいっぱい遊んで育ったら、海を大切にする子が育ちます。

海に限らず、山も川も、草も木も、自然は子どもにとって最高の遊び場です。
たくさんの自然に触れて、遊んで、自然を大切にする気持ちを育てる。
これが地球を守る、1番早い方法だと思います。

森林大国フィンランドはSDGs達成度が4年連続トップです。
それはSDGsがが始まる前からずっと前から自然を大事にする国だから、普通に生活しているだけでもSDGs達成度が上位になるんです。国民が森を愛して、自然を愛して、自然を大切にしながら暮らしている。
素敵すぎて行ってみたい!
ちなみに、日本はフィンランド、スウェーデンにつぐ世界3位の森林保有率!
豊かな森林と豊かな海に囲まれた日本は自然と遊ぶのにもってこいの場所なんだと思います。
さらに駿河湾は日本一深い湾!静岡は豊かな海の恵みを受けまくってるんです。
なんだか遊びたい気持ちになってきますよねw
いっぱい海で遊びましょう!自然と遊びましょう!

今日拾ったコウイカの骨とルアー、釣りのおもり、海岸に咲く草花で子どもたちが作ったダイナミックなお寿司。
これをお寿司と言える子どもの発想力w
胡椒やえんどう豆も乗ってます。
はじめましてのお友達と、キャーキャーわーわー言いながら、小さな手で何度も運ぶ。
トッピングしては大笑い。
また、材料を求めて駆け出す。
いっぱい海で遊んで大きくなってね!

大きくてきれいな海に感謝!
一緒に拾ってくれたみんさん!ありがとうございました!!

また一緒に拾える日(遊べる日)を楽しみにしています!

次回予定

10月20日(日)
8:30〜9:30
吉田漁港西側海岸

※この日は車で移動しながら日本一周&プロギングをしているバンライファーのなっちゃんも参加してくれます!
プロギングのこと、日本のあれこれ、ぜひ聞いてみてね♪
なっちゃんのインスタはここから

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