FINAL REPORT | 常葉大学 造形学部 WEB DESIGN ⅠB

デザインは、公開してから始まる。

海を守ろうという活動と、月を意味するFILUNE。二つの制作を、海と月のあいだを漂う「海月」という世界観でつないだ半期の記録。

SEA PROJECTFILUNE2026
SCROLL
01

INTRODUCTION

はじめに ― わたしの半期

この授業でやったのは「ページを作ること」ではなく、誰に・何を・どう届けるかを丸ごと設計すること。まずは、その入り口だった設計から。

Who

子どもとの時間を大切にしたい気持ちはあるのに、余裕がなくて、気づいたら何もできていない親

What

やらなきゃと思ってないのに、手が止まらない
夢中になれるフロー体験

How

小さな没頭を体験できるLP

02

THE JOURNEY

半期のあゆみ

01

設計する

Who / What / How を決める(ターゲットを設定し、悩みを可視化した)

02

つくる

WordPress でページを組む(何を伝えてたいのかをLPを整理した)

03

世に出す

公開する(スマートフォン表示やリンク切れを確認したうえでLPを公開した)

04

届ける

集客する(チラシを制作し、公共施設に置いた)

05

たしかめる

反応を見て次を考える(GA4でアクセスデータを分析し、整理して改善案を考えた。)

PROJECT 01 海をまもろう SEA / COMMUNITY / ACTION
03

WHAT I MADE

つくったもの ― 集客・接客・回収

「見てもらう → 伝える → 動いてもらう」の3つの課題に、それぞれ作って応えた。上から順に、人が流れていく道すじ。

集客|見てもらうために

海岸清掃活動を知ってもらい、LPへアクセスしてもらうことを目的としてチラシを制作した。活動のきっかけや想いを表紙で伝え、QRコードからLPへ誘導する構成にした。

チラシ表面
チラシ裏面
LPのスクリーンショット

接客|伝えるために

チラシから訪れた人に活動内容や魅力を伝えるため、キーとなる話題から始め、活動の流れや開催情報を1ページにまとめた。写真や文章を整理し、参加をイメージしやすいデザインを意識した。

回収|動いてもらうために

LPの最後に公式LINEへの導線を設置し、イベント参加や情報発信につながるよう設計した。しかし公開後の分析ではLINE登録につながらず、回収部分に改善の余地があることが分かった。

登録・申込などの導線
04

DIAGNOSIS

現状を読む ― 数字がおしえてくれたこと

「海をまもろう」のLPを公開して、はじめて本当の数字が出た。その数字を 集客 × 接客 × 回収 の3つに分けて読んでみる。

9人チラシ/投稿からLPに来た
平均2分6人がじっくり見た
2件LINE登録ボタンの押下
見てもらう(集客)と、伝える(接客)は動いた。止まっているのは “動いてもらう(回収)”。

※ 集客 × 接客 × 回収は「掛け算」。ひとつでもゼロなら、全体もゼロになる。だから、いちばん低いところから順に直す。

05

PROPOSAL | FOR 海をまもろう

「海をまもろう」への提案

ここが、このレポートでいちばん伝えたいこと。数字からわかった課題に対して、「海をまもろう」がこれからやるといいことを提案します。

01

いちばんの課題

見てもらえているのに、登録・参加につながっていない(=回収が弱い)

02

だから、こう変える

LPの最後にまた、「LINE追加」ではなく、「小さな一歩をはじめよう」など、行動しやすい表現へ変更する。

03

なぜ効くのか

公式LINEは心理的ハードルが高く、「何が届くか分からない」という不安から登録をためらう人もいる。公式LINE登録へとボタンは一気に現実に引き戻される。そのため参加したいと思ってくれた人が押したくなる文でボタンを置くと抵抗感を減らし、行動につながりやすくなると考えた。

04

やってみたら、こうなるはず

公開当初はキーイベント0件だったが、その後2件のキーイベントにつながった。しかし、まだ十分な成果とは言えないため、回収導線を改善することで、さらに登録率を高められると考えた。

ひとことで言うと、行動動機。
PROJECT 02 FILUNE MOON / FASHION / IDENTITY
06

MY WORK

わたしの作品 ― 個人サイト「FILUNE」

FILUNEサイト

FILUNE = Feel + Lune(月)

感情(Feel)と月(Lune)を掛け合わせた名前で、「静かだけど芯がある」「自分らしさを大切にする」

世界観を届けるアパレルブランド

Who:

流行を追うだけではなく、自分らしいスタイルや価値観をファッションで表現したい人。性別にとらわれず、自分らしさを大切にする人。

What:

服を販売することではなく、FILUNEの世界観を通して「自分らしくいること」の価値を届けること。LOOK BOOKやNEW ARRIVALを通して、ファッションを自己表現の一つとして提案する。

How:

モノトーンを基調としたデザインと大きなビジュアルでブランドの世界観を表現し、LOOK BOOKやNEW ARRIVALを投稿機能で継続的に発信することで、ブランドの魅力を届ける。

URL:

https://www.kurokuro.space/

こだわり:

FILUNEは世界観を大切にするブランドであるため、デザイン全体の統一感やトーンを崩さないことを意識して制作した。使用したWordPressのテンプレートは海外製で、最初は操作方法や設定が分からず苦戦したが、画面をスクリーンショットで記録し、AIに相談しながら一つひとつ解決していった。また、ブラウザの検証ツールを活用してレイアウトが崩れる原因をコードから分析し、カスタムCSSで不要な余白やデザインを修正するなど、試行錯誤を重ねた。「なぜこの表示になるのか」「どうすれば改善できるのか」を自ら考え、調べ、実践することで、Webサイト制作の技術だけでなく、問題解決の力も身に付けることができた。

07

WHAT’S NEXT

これから

学び

この半期を通して、Webデザインは見た目を整えることだけではなく、「誰に・何を・どう届けるか」を考えながら設計し、公開後の反応を分析して改善を繰り返すことまで含めてデザインであることを学んだ。また、分からないことがあっても調べるだけで終わらず、検証ツールやAIを活用しながら原因を分析し、自分で試行錯誤して解決する力が身に付いた。

これから

今回学んだ「設計 → 制作 → 公開 → 分析 → 改善」の流れを今後のWeb制作にも活かしていきたい。また、見た目の美しさではなく、いかに相手に伝えるのか、どんな思いを掬い取りたいのか原点を考えることを学んだ。データやユーザーの反応をもとに改善を重ね、成果につながるデザインを考えられる知識を生かして色々な職業・場面に対応していきたい。

常葉大学 造形学部 / Web デザイン ⅠB 2026 前期 ・ made with「海をまもろう」プロジェクト