毎年6月8日は世界海洋デー(World Oceans Day)
海の大切さについて考え、行動する日とされています。
私たちが暮らす地球は「水の惑星」と呼ばれるほど、たくさんの海に囲まれています。
海は魚や貝などの食べものを与えてくれるだけではありません。
私たちが吸う空気や気候にも大きな影響を与え、地球上のすべての命を支える大切な存在です。
だからこそ、6月8日は「海の未来のために何ができるだろう?」と考えるきっかけの日なのです。
世界海洋デーってなに?

世界海洋デーの始まりは1992年。
ブラジルのリオデジャネイロで開かれた「地球サミット」で提案されました。
その後、多くの国や団体の働きかけによって、2008年に国連が正式に6月8日を世界海洋デーとして定めました。
この日にビーチクリーンをしたり、環境学習会をしたり、海の生き物を守る活動をしたりと、世界各地で様々な取り組みが行われています。

海はひとつの国だけのものではありません。
国と国をつなぎ、私たちの生活を支えてくれています。
そして、海は人間だけのものではありません。
たくさんの生き物が海の中で生き、大きな生態系が存在しています。
小さなプランクトンから、大きなくじら。
サンゴや海藻なども、すべて海を支えている仲間たちです。
しかし今、多くの海の生き物たちが生息環境の変化や海洋ごみなどの影響を受け、絶滅の危機に直面しています。
世界海洋デーは世界中の人々が海の大切さに気がついたり、
海に関心を持ち「今、海に起きていること」を知ることにより
海の豊かさを未来へつないでいくために一歩を踏み出すきっかけの日なのです。
海は私たちの暮らしを支えている
周りを海に囲まれた島国、日本。
昔から私たちの暮らしに海は欠かせないものでした。

食文化、物流、信仰に至るまで日本人は昔から
海とともに生きてきました。
今も、日本各地で様々な海産物が生活を支えています。
海の恵みは私たちの食卓を支えるだけでなく、各地の観光や地域文化も支えています。
私たちが活動している海なら、しらす。
静岡県内でも場所が変われば、カツオ、桜えび、まぐろ、うなぎ。
他の都道府県へ行けば、イカ、タコ、いくら、のどぐろ、わかめ、のり、牡蠣などなど
日本各地美味しい海産物だらけ!
旅先でその土地ならではの海の幸を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
地球の表面のおよそ70%は海。
この海から私たちはたくさんの恩恵を受け、暮らしを支えられています。
海産物だけでなく
私たち人間にとってなくてはならないもの。
生きるために必要な酸素があるのも海のおかげ。
酸素の約半分以上は、海の植物プランクトンによって作られていると言われています。
そして多くの二酸化炭素を吸収してくれます。(ブルーカーボン)
海は太陽の熱を吸収して地球全体の気温を調整する役割も担っています。
海があるから、
・魚を食べることができる
・豊かな自然が育つ
・安定した気候の中で暮らせる
そんな当たり前の毎日が支えられているのです。

海を見ると心が清々しくなったり
海を歩くと気持ちが落ち着いたり、リフレッシュできたりする人も多いのではないでしょうか。
海で泳いだり、釣りをしたり、潜ったり。
海での遊びは子どももから大人まで楽しむことができます。
海は私たちの心も支えてくれていると思います。

私たちの暮らしと深くつながっている海。
海に支えられるだけでなく、
私たちも海を大切にして、海を守っていきたいですよね。
2026年の世界海洋デーのテーマは「REIMAGINE」
世界海洋デーには毎年テーマが設定されています。
2026年のテーマは
「REIMAGINE(リイマジン)」
私たちが知る世界を超えて、海との新しい関係を

このテーマには「海との関係を見つめ直し、未来を守るために新しい行動を始めよう」という思いが込められています。
世界海洋デーにはアクションテーマ(行動テーマ)もあります。
これは毎年、世界中で海を守るための共通目標であり、啓発メッセージです。
世界全体が連帯して具体的な行動を起こすための道しるべです。
2026年の行動テーマは
「私たちの青い地球のための強力な海洋保護区(Strong Marine Protected Areas for Our Blue Planet)」
このテーマを元に日本国内でも各地の水族館でもイベントなどが企画されています。
※今年は月曜のため、前倒しの土日での開催が多い。
また、ビーチクリーンイベントなども多く開催されています。
今、海には多くの課題もあります。
まさに今年の行動テーマのように、1人1人が海を守るために強い気持ちを持って行動していくことが必要です。
海洋ごみ問題。
気候変動による海水温の上昇。
生きものたちのすみかの減少。
生きものの減少による生態系バランスの崩れ。
一見、人には影響が無いように見えますが、どの問題も人の暮らしに結びついています。
海のピンチは、私たち人間のピンチなんです。
そしてそのピンチから抜け出せるかどうかも
私たち人間の行動にかかっていると思います。
世界海洋デー これまでのテーマ

世界海洋デーでは毎年、海の課題や希望のテーマが設定されています。
過去のテーマは下記のようになっています。
2025年「Wonder: Sustaining What Sustains Us(海の不思議を守ろう)」
私たちの暮らしを支える海の価値を見つめ直し、海への感謝と保全の大切さを伝えました。
2024年「Awaken New Depths(新たな深みへ目覚めよう)」
海についてさらに学び、理解を深めることの重要性を呼びかけました。
2023年「Planet Ocean: Tides are Changing(海が変化を起こす)」
海洋保全に向けて、一人ひとりの行動が未来を変える力になることを伝えました。
2022年「Revitalization: Collective Action for the Ocean(海の再生)」
みんなで協力して海を守り、豊かな海を取り戻そうと呼びかけました。
2021年「The Ocean: Life and Livelihoods(海は命と暮らしを支える)」
海が私たちの命や仕事、暮らしを支える大切な存在であることを伝えました。
2020年「Innovation for a Sustainable Ocean(持続可能な海のためのイノベーション)」
新しい技術やアイデアで海の課題を解決していくことを目指しました。
2019年「Gender and the Ocean(海とジェンダー)」
海洋保全や海に関わる仕事での多様な人々の活躍に注目しました。
2018年「Clean Our Ocean(海をきれいにしよう)」
海洋プラスチックごみ問題への関心を高め、海を守る行動を呼びかけました。
2017年「Our Oceans, Our Future(私たちの海、私たちの未来)」
未来のために海洋ごみ問題へ取り組む重要性を伝えました。
2016年「Healthy Oceans, Healthy Planet(健康な海、健康な地球)」
海の健康が地球全体の健康につながることを呼びかけました。
海で起きている問題

海に遊びに行くと、気持ちのいい景色が私たちを癒してくれます。
砂浜や水の感触。
魚やカニなど海の生き物に触れたり、見たりするのも楽しい。
海に潜ると、その静けさと優雅に泳ぐ魚たちの姿はまるで別世界。
私たちの暮らしと全然違う場所と感じることもあるかと思います。
何も問題なんてないみたいに美しい海。
でも、見ようと思うと見えてきます。
砂浜に落ちているごみ。
波に漂うビニール袋。
海の中では、
まるで最初からそこにあるかのように、ペットボトルやお弁当のプラスチック容器が沈んでいます。
私たちが活動する海岸にも、たくさんのごみが流れ着いています。
ペットボトル
お菓子の袋
発泡スチロール
漁具やロープ
おもちゃやボール
海にあるごみの7割〜8割は街からきたごみと言われています。
多くは街から川を下り、最終的に海へたどり着いています。
このごみたちは海の景色を損なうだけではなく、海の生き物にも影響を与えています。
小さく砕けたマイクロプラスチックは、魚や海鳥、ウミガメがエサと間違えて食べてしまうことがあります。

とくに海鳥の90%がプラスチックごみを食べてしまっていると言われています。
海水温の上昇やサンゴの白化なども、海の生きものたちの生態系に大きな影響を与えています。
海水温の上昇も、私たちの暮らしからの影響です。
たくさんの問題を海は抱えています。

世界海洋デーに私たちができること

海を守るために、特別なことをしなければならないわけではありません。
海のごみを拾うとか、海に関することをしなければいけないわけではありません。
海の問題は街の中から。私たちの生活から起きているのです。
だから、私たち一人ひとりの暮らしの中の小さな行動が、大きな変化につながります。
例えば、
🌊 ごみをポイ捨てしない
🌊 マイボトルやマイバッグを使う
🌊 使い捨てプラスチックを減らす
🌊 海や川でごみを拾う
🌊 海の生きものについて学ぶ
🌊 自然に関心を持つ
どれも今日から始められることです。
世界海洋デーをきっかけに、ぜひ家族や友だちと海について話してみてください。
その小さな一歩が、未来の海を守る力になります。
海をまもろう。でできること
私たち「海をまもろう。」は、
子どもの「楽しい!」が世界を救うをモットーに、毎月1回、海岸の清掃活動をしています。
親子で、友達と、夫婦でなど、みんな思い思いに海岸に集まって一緒にビーチクリーンをしています。

ごみは多い日も少ない日もありますが、海岸で拾う多くがプラスチックごみです。

ペットボトルやお菓子の袋、ボールやおもちゃなど、さまざまなものが海岸に流れ着いています。
その多くはポイ捨てや海で発生したものではありません。
多くは街から川をください海に辿り着いています。
海をまもろう。ではビーチクリーンを通して、海の現状を知り、行動することができる子どもたちをみんなで育てていきたいと思っています。
そして「海の生き物を守りたい」
「子どもたちの未来を守りたい」
そう願いながら活動を続けています。
でも、この活動が続けられる1番の理由はきっと「楽しい!」から。
ビーチクリーンに来てくれる子どもも、大人も、まるで宝探しのようにごみを拾っています。

面白いごみを見つけるとみんなで見せ合って笑ったり、大きなゴミを協力して運んだり、たくさん拾えた達成感だったり…
海の音を聴きながらごみを拾うのは
すごく気持ちが良くて爽快です。
世界海洋デーをきっかけに、ぜひ私たちと一緒に海を守る行動をはじめませんか?

6月のビーチクリーンは
6月21日(日)8:30-9:30です。
※延期・中止の場合には公式LINEから連絡します。

海を未来の子どもたちへ 〜海はみんなの宝物〜

「私たちが今見ている海を、未来の子どもたちも同じように見ることができるのかな?」
「私たちが大好きな海の幸を、未来の子どもたちも食べられるのかな?」
「私たちが水族館やテレビで見た、あの海の生き物たちを、未来の子どもたちも見ることができるのかな?」
母親になり、ビーチクリーンを始めて海や地球の現状を知ったとき、私は未来に思いを馳せました。
「2050年には、海の中のプラスチックごみの量が魚の量を上回るかもしれない」
そんな予測も知りました。
そんな未来が来てしまったら、どうしよう。
そう思うと居ても立っても居られませんでした。
私のできることは小さなことですが、やれる事はあるはずだと思いました。
綺麗な海で遊ぶ楽しさを未来の子どもたちに残したい。
美味しい海の幸を残してあげたい。
海は大きくて雄大で
困りごとなんて1つもないと思っていました。
でも、違いました。
たくさんの問題を抱えながらも、私たちの暮らしを支えてくれていました。
今ある海の豊かさも、資源としての海も、私たちの世代で使いきっていいわけではありません。
放っておいても海は浄化し再生するわけでもありません。
美しい海は、私たち人間が守り未来に繋げていくものなんだと思います。
未来を守るために、未来の子どもたちに美しい海をパスするために、誰にでも今日からできることが必ずあるはずです。
海に来たときは、ごみをひとつ拾ってみてください。
海について調べてみてください。
家族や友だちと話してみてください。
一人ひとりの小さな行動が、きれいな海を未来へつないでいきます。
未来の子どもたちのために。
海洋デーをきっかけに「REIMAGINE(リイマジン)」生活の中から海との新しい関係をぜひ気づき行動してみてください。
その一歩が海の未来へと繋がっていきます。























